23年8月の料理教室のお話
生姜は、体内に残っている古い毒素を出してくれるデトックス効果と体温を上げてくれるという働きがあります。
今のように暑くて食欲がないときに、生姜を食べると、少し食欲がましてきます。生姜の佃煮のような物が一品、手元にあると便利だし、秋口に体調を崩さずにすみます。
暑いときに、体を冷やすものを多く食べていると、秋になると髪の毛が抜けやすくなったりします。それは、髪の毛は毛穴の中にくっついている状態で毛穴が締まっているから髪の毛として維持されている。けれども、つめたいものは体(細胞)をませるので、毛穴もゆるみ、髪の毛がぬけていくのです。
生姜の佃煮のように、よく煮込んだもの(細胞を締める力のあるもの)を少しづつ体に取り入れていけば、秋に体調をくずすことも少なくなります。
子どもに、ごはんを食べさせても、「食べない」、「いらない」と言えば、一食くらい抜いても大丈夫です。その代わり、次の食事の時間を少し早くしても、おやつ・デザートをあげないことです。
でも、子どもは脱水症状を起こしやすいので、しっかり水分(ジュースではなく、お茶か水)は、あげて下さい。
一食抜く=食べさせないで待つということは、親と子の我慢くらべです。けれども、この時間は、おなかがすいて、はじめて「おいしい」という感覚がわかる、与えることばかりがよいことではないという認識を持つ大切さを教えてくれます。
今日のごはんの中に、大豆を炒ったものと玄米が入っています。大豆はコロコロとフライパンで炒り、きなこの香りがしてきたらOKです。
今日の大豆は、他の用事をしていて、気がつくと煙が出ていたので炒りすぎになってしまいましたが、黒くなっているということは、相当火が入っていますが、ごはんに炭味はでないので大丈夫です。
今日のこはんで玄米だけかなり固いと思います。固いとよくかみます。よくかむということは、おかずに手がいかないということです。ごはんとおかずの両方を口にいれると、ごはんのおいしさが感じられなくなり、飲み込んでしまう。ごはんをしっかり噛み、唾液をだして、ごはんのおいしさを子どもたちにつたえてほしいです。